楽天ビジネスカードは、法人代表者や個人事業主向けに発行しているクレジットカードです。
事業主の方でまだ法人カードを作られていない方は参考にして下さいね。

<その１>楽天ビジネスカードの作り方

楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの会員であることを前提で作れるクレジットカードとなっており、単独で作ることが出来ません。

楽天プレミアムカード会員の法人代表者、又は個人事業主だけが楽天ビジネスカードを申し込むことができます。
楽天プレミアムカードと楽天ビジネスカードの同時申し込みをすることは可能です。

年会費は楽天プレミアムカードが１０８００円（税込）、楽天ビジネスカードが２４００円（税込）となっています。
楽天ビジネスカードの引き落とし口座は法人名義、楽天プレミアムカードの口座は個人口座に設定して、個人消費と会社経費の使い分けをしましょう。ちなみにカード利用枠は２枚合わせて３００万円が上限です。

→楽天ビジネスカードの申し込みはこちら

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<その２>ビジネスカードの審査

一般的な法人クレジットカードでは会社の決算書や申込書２期分の提出が必要となりますが、楽天ビジネスカードは必要ありません。

そもそも入会基準が「２０歳以上で安定した収入のある法人代表者（会社登記上、代表権を有する人）及び、個人事業主の方」となっています。
なので、楽天ビジネスカードの審査基準はそれほど高いものではなく、設立して間もない法人でも審査を通過することができるでしょう。
楽天プレミアムカードの審査を通過することができれば作ることができるカードです。

<その３>サービス

〇誕生月のポイントが３倍〇

楽天プレミアムカードにもあるサービスです。誕生月に楽天市場と楽天ブックスでショッピングして決済に楽天ビジネスカードを利用するとポイントが３倍になります。

〇プライオリティパスが無料〇

プライオリティパスは海外８００カ所以上の空港ラウンジを無料で利用でき、プレステージ会員の年会費約４万円分の会員登録が無料のサービスです。

〇楽天市場コース〇

楽天市場の利用でポイントが貯まり、毎月プレミアムカードで＋１ポイント

〇トラベルコース〇

空港から手荷物無料宅配、楽天トラベルオンライン利用で＋１ポイント

〇エンタメコース〇

楽天ブックス、楽天ＳＨＯＷＴＩＭＥ、楽天レンタで＋１ポイント

<メリットその１>経費

経費をクレジットカード決済にすることによて支払いが簡潔にできることです。

現金払いの場合は立替払い→領収書を添付して清算となります。
これをクレジットカード決済にすることで支払い処理が簡潔化され、支払日も統一されるのでメリットだらけです。

楽天ビジネスカードで「楽天市場コース」を選択すると、会社のオフィス用品や備品などをオンラインで購入すると、購入金額１００円でポイントも付与され、貯まったポイントを備品購入時に使用するなど、経費の節約にもなります。

<メリットその２>楽天プレミアムカードとの使い分け

楽天ビジネスカードは、楽天プレミアムカード会員になることが申し込み条件です。

支払い口座も楽天ビジネスカードは法人口座、楽天プレミアムカードは個人口座にすることも条件となっています。
個人消費と経費を区別するということが目的で設定されているのです。
個人事業主は個人消費と経費が混合しやすいので、クレジットカードで使い分けると、税務申告時の振り分けの手間が省けて楽ですよね。

<メリットその３>車両経費管理はＥＴＣカードの複数発行

楽天ビジネスカードはＥＴＣカードが複数枚発行することができます。

年会費は１枚目は無料ですが、２枚目以降は１枚で５００円（税込）です。ＥＴＣカードを車両台数分発行すると、高速料金の経費を車両単位で管理できます。個人で利用する場合、楽天プレミアムカードの追加カードでＥＴＣカードを発行して、経費と個人利用の使い分けをしましょう。

他の法人クレジットカードは単体で申し込むことができるので、楽天ビジネスカードは単体で申し込めないことがデメリットになります。

<デメリットその１>独自サービスがない

楽天ビジネスカードのサービスは楽天プレミアムカードと共通です。

ですが、年会費は２０００円かかるのはデメリットでしょう。
実質的に年会費は１２０００円なので、他の法人向けのゴールドカードを作ったほうがサービス面ではメリットになるでしょう。

<デメリットその２>楽天市場を利用しない法人にはメリットがない

楽天ビジネスカードのメリットは楽天市場を利用することでポイントが貯まって、経費節減になるということですが、すでにオフィス用品を購入する取引先が決まっている会社はわざわざ切り替えるのは、手間になるでしょう。

<デメリットその３>すでに楽天カードを持っていると使えなくなる

楽天法人カードを作る前に、楽天カードを作っている場合は、楽天プレミアムカードが届いた時点で現カードは使えなくなり、自分で処分することになります。

さらに楽天銀行カードも持っていると、解約しないと楽天ビジネスカードの申し込みをすることができません。楽天銀行カードはキャッシュカードも兼ねているので、新しいキャッシュカードが届くまで、ＡＴＭなどの利用ができなくなるので、一時的に不便にはなります。

《楽天ビジネスカードを持つと得する人》

楽天ビジネスカードは「楽天市場を利用する」ということでメリットがあります。
なので、まだオフィス用品を購入していない又は取引先を決めていないという、新しく法人や個人事業主を立ち上げた人におすすめします。入会基準もそれほど高くはないと思われるので、営業年数の浅い法人や個人事業主の方にもおすすめですね。