学校と保護者、地域の橋渡し役をしているのがPTA(Paret-TeacherAssociation)という組織です。PTAは誰でも聞いたことがある名前だと思います。
現在、このPTAでの活動についてTVやインターネット、雑誌などで大きく取り扱われています。そんなPTA活動の一つ「ベルマーク」について
《ベルマークの成り立ち》
「ベルマーク」=「善意の活動」です。
そもそもベルマーク運動が始まったのは1960年頃になります。
その頃は戦後数十年が経っていますが、教育環境が整っていないへき地勤務する先生が達が朝日新聞社に対して声を上げたところがが始まり、「財団法人教育設備助成会(現ベルマーク教育助成財団)が設立され、全国のPTAに運動参加を呼びかけました。
自校の備品を購入すると自動的に寄付される仕組みになっています。
例えばベルマーク点数1000円の商品を購入すると900円は協力会社に支払われ、残り100円は財団に寄付されます。そして財団がへき地校などに寄付をします。
当初はへき地校だけでしたが現在は特別支援学校や被災した学校などにも寄付を行っています。
正に「善意の活動」です。
昔に比べると参加校は随分減ってきていますが、今でもPTAでのベルマーク活動は続いています。活動内容だけをみるととても素晴らしいものなので続けていきたいと思いますよね。。
《ベルマークの何が大変なのか・・》
それはずばり「作業効率の悪さ!」でしょう。
なぜならベルマーク集計方法は30年以上前から変わっていないのです。
<回収作業方法>
①各家庭で商品パッケージに印刷されたベルマークを切り取って学校に持参し、行内に設置された回収箱にいれます。
②回収されたベルマークをベルマーク係が手分けして会社ごとに分類。協賛企業は約60社あります。
③次に点数ごとに分類します。協賛企業によって点数はさまざまですが、0.5~70点まであります。
④②・③の作業で分類したベルマークをきりのいい枚数でまとめるため、台紙に切り取ったマークを台紙に貼り付けます。台紙に張ったベルマークを「会社ごとの専用袋」にまとめて入れて財団に郵送します。この時に各点数の枚数と合計点数を計算して所定の記入欄に書き込みます。ちなみに「会社ごとの専用袋」は財団から取り寄せる必要があり、他社の袋を使うことはできません。
<実際の作業現場>
上記に記載した作業をベルマーク係(委員)のお母さんたち無償労働で作業しています。
ベルマークは印刷された「パッケージ素材」によって作業効率が大きく変わります。
丸まりやすい素材であったり、カーブした素材、またはペラペラのビニールのような素材などがあるので、一枚岩ではいかないため作業にじかんがかかります。
そして仕分け作業は基本的に平日の日中行われるので、仕事をしているお母さん達は貴重な有給を使って作業をすることになりますね。これ自体が今のデジタルな時代と合っていません。共働きが増えている上に今は忙しい保護者は多数です。
《ベルマークは貼らなくてもよい》
全国のPTAでベルマーク作業をしているお母さんたち!!朗報です!!
集計方法は財団から特に指定はないのです。
①会社別の指定袋に入れる
②指定袋に係れた点数とマークの点数が同じである
この2点を満たしていれば問題ないのです。
台紙に貼るために余白を切る手間、ベルマークを貼り付けるためのセロハンテープなどの作業は全く不要なのです。
《ベルマークの集計作業はPTAの仕事?》
ベルマーク集計作業は学校や保護者の方が望むレベルの活動ではないのが分かります。
子供はマークを集めることはできますが、集計になると難しいので、PTAの活動になってしまうようですね。
しかし学校によっては、仕分け作業は各クラスのベルマーク係が実施し、点数掛け足しなどは高学年の生徒会が実施し、最終間違いが無いかなどの確認作業はPTAの保護者がしていたりと、生徒も含めて効率的に作業しているようです。
これをきっかけに年々引き継がれている非効率な作業方法を見直してみるきっかけになれば良いです。
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